東神楽町の学校食育活動
東神楽町の食育
東神楽町では、食育の現状を認識し、子どもの頃に身についた食習慣は大人になってからも大きな影響を与えることから、子どもたちに対する食の重要性を踏まえ、町民が健やかで豊かな食生活を送れるよう、食育を総合的、具体的に進めていくために「東神楽町食育推進計画」を平成26年3月に策定しました。
また、平成29年3月1日には平成28年度食育推進会議が開催され、改訂が行われました。
平成26年度からは東神楽小学校を指定校として文部科学省の委託事業である「スーパー食育スクール事業」を実施。また、農林水産省の「学校給食地場食材利用拡大モデル事業」も合わせて実施し「夢の給食レシピ本」の作成などを行いました。
平成30年度の食育事業
東神楽町では、東神楽小学校を実践校に、その他の小学校3校・中学校1校を協力校として、前回の食育活動を更に深め広げるため文部科学省と農林水産省からそれぞれ委託を受け事業を進めていきます。
社会的課題に対応するための学校給食の活用事業(文部科学省委託事業)
事業の趣旨
食品ロスの削減、地産地消の推進および食文化の継承といった我が国の食をめぐる諸課題に取り組むため、学校給食の献立や児童生徒に対する食に関する指導などの工夫に加えて、学校給食を提供する仕組みを効果的かつ効率的に運用することが必要とされています。
本事業では、こうした学校給食を活用した取り組みを推進するため、食品の生産・加工・流通などの関係者と連携しつつ、学校給食で使用する食品の調達方法や大量調理を前提とした調理方法および調理技術の開発など学校給食の実施における業務手順や実施方法などの仕組みを再構築することを目的としています。
社会的課題に対応するための学校給食の活用事業について詳しくは次のURLから文部科学省ホームページにてご確認ください。
http://www.mext.go.jp/a_menu/sports/syokuiku/1388910.htm
事業の概要
東神楽町では、流通・調理・喫食の各ステージごとの食品ロスを削減していくことを目標に大学・農業者・料理研究家・PTA・給食調理員などと連携して取り組んでいます。流通の段階では、農家などから出る規格外品野菜を活用することはできないか。
調理の段階では、作業の見直しを行いながらおいしくて子どもたちが残さない給食レシピを開発できないか。
喫食では、おいしい給食を提供し、また、小中学校の9年間を通して一貫した食育を行い、食の大切さなどを伝えることで残食を減らせないか。などといったことについて今年度検討を行っていきます。
地域での食育の推進事業(農林水産省委託事業)
事業の趣旨
第3次食育推進基本計画および食育推進計画(食育基本法(平成17 年法律第63 号)第17 条に基づき作成した都道府県食育推進計画)に定められた目標のうち、次に掲げる目標の達成に向けて、食文化の継承、和食給食の普及、農林漁業体験機会の提供、日本型食生活の普及促進、食育を推進するリーダーの育成、共食の場における食育活動および食品ロス削減などに係る取り組みの全部または一部を行います。
地域での食育の推進事業について詳しくは次のURLから農林水産省ホームページにてご確認ください。
http://www.maff.go.jp/j/syokuiku/torikumi.html
事業の概要
東神楽町では、改めて食の大切さ、特に食文化の継承や和食への理解を深め、次世代へこれらの食育活動を引き継ぐための機会にしたいと考えています。
具体的には、だしや和食を通じて素材本来の味とうまみを知り、地域にある食材について理解を深めることで郷土愛を育み、地場食材の活用につなげ食品を購入する際に「国産や地域の食品を選ぶ」人が増えるようなきっかけとなるイベントを開催します。
また、古くから日本にある「だし」について学び、知識を理解を深めることで、和食への理解につなげます。
学校の食育
- 食育だより(リンク先のページでこれまでの食育だよりをご覧いただけます)
東神楽町食育推進計画
平成29年3月改定
平成26年3月策定
スーパー食育スクール事業(平成26年度・27年度)
事業の概要
「今後の学校における食育の在り方に関する有識者会議」の「最終報告」(平成25年12月)において、食を架け橋とした地域と学校の活動が進むよう、「食とスポーツ」、「食と健康」、「食と学力」などテーマを明確にして先進的な食育の取組を行うモデル校を「スーパー食育スクール」として指定し事業を行うよう提案がありました。
「スーパー食育スクール」は、大学や企業、生産者、関係機関等と連携し、食育を通じた学力向上、健康増進、地産地消の推進、食文化理解など食育の多角的効果について科学的データに基づいて検証を行います。スーパー食育スクールの成果を分かりやすく示し、普及啓発することで食育のより一層の充実を図ります。
(文部科学省ホームページより抜粋)
東神楽小学校では、平成26年度・平成27年度に文部科学省から指定を受け「スーパー食育スクール」として食育事業を進めてきました。
事業報告書などのほか、最新の取り組み状況については次のリンクからご確認ください。
資料
- 東神楽小学校スーパー食育スクール事業(東神楽小学校のページへ移ります)
- 平成26年度スーパー食育スクール事業の内容について
- 平成27年度スーパー食育スクール事業の内容について
- 文部科学省指定 スーパー食育スクール事業に関する情報1 実践の概要 (PDF 413KB)
- 文部科学省指定 スーパー食育スクール事業に関する情報2 全国連絡協議会 発表資料 (PDF 2.66MB)
- 平成26年度 スーパー食育スクール事業報告書 (PDF 8.59MB)
学校給食地場食材利用拡大モデル事業(平成26年度)
事業の概要
学校給食の食材として地場産農林水産物を安定的に生産・供給する体制を構築するために、市町村、学校、農林漁業者、農協、卸売り市場などが連携して行う新たな生産・供給システムの構築に向けた推進会議の開催、関係者の相互理解を図るための研修会・ほ場見学、新しい献立・加工品の開発・導入などの取り組みを支援します。
(農林水産省ホームページより抜粋)
東神楽町では、東神楽産の野菜などを使用した『夢の給食』の実現を目指し農業関係者や大学などと事業を進めました。
規格外になり商品にならない野菜の活用、野菜のとれない冬期間に使用する加工品づくり、流通の確立など、アイディアや問題点、意見が多数出されました。
旭川大学短期大学部生活学科食物栄養専攻の皆さんの協力で町の理想的な学校給食が機能的に進められるように、地場食材を使った調味料などの加工品づくりが進められました。
また、小中学生を対象に『夢の給食レシピ』を募集。選ばれたメニューは町民らの力を借りてアレンジし、町の食育活動などもまとめたレシピ本として発刊しました。