制度の概要
この制度は、防火管理者の選任が必要なホテル・旅館等の宿泊施設を対象に、利用者の安全を確保するため、消防法令、建築基準法令等の適法性などを消防機関が審査し、防火管理上の基準に適合しているものについて、その情報を提供するための表示をおこなう制度です。表示基準に適合していると認められたホテル・旅館等は、その旨を示すマーク(以下表示マーク)を掲出することができます。
番号 | 対象物名称 | 所在地 | 交付年月日 | 有効期間 | 種類 |
---|---|---|---|---|---|
1 | ラビスタ大雪山 | 東川町旭岳温泉 | 令和3年3月25日 | 3年間 | 金 |
制度の対象となる建物
ホテル・旅館等(建物の一部にホテル・旅館等がある建物を含む)で、下記の1及び2に該当する建物。
- 消防法第8条の適用がある(防火管理者の選任義務がある)もの
- 建物の地階を除く階数が3以上のもの
注意:対象となるホテル・旅館等の関係者から申請があった場合に、消防機関が審査をおこないます。
表示マークについて
表示マークには、「銀」と「金」の2種類があります。
表示マーク「銀」は、表示基準に適合していると認められたホテル・旅館等に交付され、有効期間は「1年間」です。
表示マーク「金」は、継続して3年以上表示基準に適合していると認められたホテル・旅館等に交付され、有効期間は「3年間」です。
表示マークの返還
以下のいずれかの事由に該当する場合、表示マークを消防機関へ返還しなければなりません。
- 表示マークの有効期間内に更新の申請を行わず、有効期間が満了したとき
- 有効期間内であっても、次のいずれかに該当する場合
- 表示基準に適合しないことが明らかになった場合
- 火災が発生し、表示基準への適合性の調査の結果、不適合であると確認された場合
- ホームページ等への表示マークの使用に際し、配布された表示マークの電子データを無断で転用した場合
- 偽りその他不正な手段によって表示の決定を受けたことが判明した場合
- その他表示することが不適当と認められる場合
申請について
提出する書類について
- 表示マーク交付(更新)申請書
- 添付書類
- 防火対象物定期点検報告書のコピー
- 防火対象物定期点検特例認定通知書のコピー
- 消防用設備等点検結果報告書のコピー
- 定期調査報告書のコピー
- 製造所等定期点検記録のコピー
- その他消防本部等が必要と認める書類
注意:必要な書類は対象物により異なりますので、消防署予防係までお問い合わせください。
防火対象物表示制度の対象とならない宿泊施設について
防火対象物表示制度の対象とならないホテル・旅館等の宿泊施設について、制度の対象外であることを通知書の交付を受けるために申請することができます。消防法令、建築基準法令等の適法性などを消防機関が審査し、防火管理上の基準に適合しているものについて「表示制度対象外施設通知書」を交付します。